令和8年6月1日付で、岩田(邦)医師が副院長として着任しました。
これまで非常勤として「脳とこころの専門外来」を担当してきましたが、今後は常勤として、入院診療と以下の外来を担当します。
- 月曜午後:精神一般外来
- 水曜午後:脳とこころの専門外来
岩田(邦)医師は、これまで脳神経内科で7年、精神科で7年以上の臨床・研究・教育の経験があり、特に精神症状や高次脳機能症状をきたす神経疾患の治療に重点を置いてきました。
統合失調症、双極症、うつ病などの精神科一般はもちろんのこと、認知症のさまざまなBPSD、パーキンソン病の幻覚・妄想・鬱・アパシーなどの精神症状、脳卒中に伴う失語・失行・失認などの高次脳機能症状、てんかんに伴う精神症状などにも対応します。
2023年12月からアルツハイマー病に対する抗アミロイドβ療法(レケンビ、ケサンラ)が始まっています。治療導入6か月を超えてからのフォローアップ施設として積極的に受け入れている他、超早期例で適応になるかどうかの相談や、精神症状を伴っている場合の治療相談も可能です。様々な医療費補助制度を活用しての治療も可能ですのでご相談ください。
レビー小体型認知症やパーキンソン病の診療も得意としています。精神症状と神経症状のバランスを取りながら最適な治療を提案します。パーキンソン病は、様々な全身症状が生じるだけでなく、精神症状も強く現れてしまうことがあります。従来の内服治療薬だけでなく、脳深部刺激療法(DBS)、レボドパ・カルビドパ持続経腸療法(LCIG)、L-ドパ持続皮下注射療法(CSCI)などに伴う精神症状のコントロールについても相談が可能です。
比較的高齢の方のうつ病に対してのDeepTMSについても適応の相談ができます。DeepTMSは特に高齢の方において、従来型のrTMSよりも有利な可能性が指摘されています。期待される効果とリスクについて最新の医学的・科学的なデータを元に説明します。

笠寺精治寮病院では、直近3か月間に精神科入院歴のない患者さんの急性期治療はもちろんのこと、やむを得ず長期療養が必要な方にも医療を提供しています。
ガイドラインに沿った標準的な治療を心がけていますが、個別の事情に合わせ、SDMを基本としてご本人やご家族と相談しながら治療内容を提案します。
統合失調症の方には、従来の薬物療法だけでなく、持続注射剤(LAI)やクロザリル(クロザピン)などの治療導入にも対応しています。双極症の方にも、必要に応じて持続注射剤(LAI)を活用しています。また、うつ病については、DeepTMSによる反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法も保険診療として実施可能です。依存症・嗜癖行動症、神経発達症(発達障害)、睡眠障害など様々な病態・病状に対してもトレーニングを受けた専門性の高いスタッフが診療に当たっています。
外来は予約制をとっていません。初診であっても時間内であれば随時受け付けをしています。事前の受診相談対応も可能ですので、お気軽にお問い合わせください(主に支援室にて対応します)。